けりかの草子

ヨーロッパ在住歴24年、現在英国在住のバツイチ中年女がしたためる、語学、社会問題、子育て、自己発見、飲み食いレポートなど、よろずテーマの書きなぐり。

娘の4歳の誕生日〜パーティー編① ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

本日(2017年10月13日)執筆部分

3日前、娘の小学校のカバンの中身をチェック(宿題や学校からの連絡レター等が入っているので)していると、クラスメートの女の子のお誕生日会招待状が入っていた。小学校に入学してから初めてのお誕生日会インビテーションである。このカードを見て、ふと数ヵ月前の自分の体験を思い出し、そのエピソードに関してしたためた他メディアへの投稿をリサイクルしてこのブログに掲載することにした。

 

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娘作:バースデーパーティー

 

(これ以降は6月に執筆した記事)

 

前回の投稿で言及したとおり、「娘の誕生日にバースデーケーキを焼いて保育園に持って行く!」という公約は無事果たすことができた。だがやはり、4歳の誕生日となると、お誕生日パーティーを開くことが一家の一大イベントになる。


娘の1歳の誕生日は、親の私たちにとっては重要な行事であった。だがまだ本人に「1歳になる」などという自覚はなかったため、どちらかと言うと親が友人を招待して社交する機会であった。我が家の場合、出産前の準備セミナーのような講習会で知り合った5カップルとその子どもたちを招待し、自宅の庭でアフタヌーンティーパーティー形式の催しを行った。この年の娘の誕生日は土曜日であったため、誕生日の当日にパーティーを開くことができた。


この講習会のグループでは娘が一番最初に生まれた赤ん坊。そのため、私たちのお誕生日会がグループ最初のものだった。他のカップルのベンチマークの対象になるというプレッシャーがあったが、子どもたちはまだハイハイやタッチができる程度で、エンターテイメントに注文をつけて来るような年齢ではなかったため、頭をひねって趣向を凝らす必要はなかった。ただ、娘がすでにハローキティに目覚めていたので、飾り付けはキティちゃんをメインテーマにした。


パーティーの当日は素晴らしい晴天に恵まれた。この日のためにアマゾンで買った巨大なピクニックマットを庭に敷き、子どもたち用のおもちゃとキティちゃんのペーパー皿に盛りつけたお菓子を並べ、大人たちには紅茶やコーヒー、手作りのカップケーキ(!)とサンドイッチをふるまった(終盤にはアルコールがかなり出回っていた)。素晴らしい天気がかなりのプラス要因となり、娘の1歳の誕生日パーティーは大成功のうちに終了した。


2歳の誕生日は私たちが何かと忙しく、パーティーを計画し損ねてしまった。結局、プレゼント(『アナ雪』と『ちいさなプリンセス、ソフィア』のコスプレドレス&プラスチック製のガーデンハウス)をあげた後に親子3人でお出かけしただけに終わった。娘はこの頃にはすでにプレゼントの概念をしっかり理解していたので、「お誕生日プレゼント」は必須条件であったが、パーティーを開くということにはまだこだわりを持っていなかった。


3歳の誕生日は一家でモロッコ出張中であったため、宿泊先のホテルで仕事関係の人々や現地の友人を招いてささやかなパーティーを開き、ケーキと飲みものをふるまった。招待客が全員大人で国際色豊かな顔触れという異色のお誕生日会であったが、白雪姫のコスプレが大ウケで皆からチヤホヤされた娘は上機嫌であった。


これが4歳となると、自分のお友だちを招待して楽しいお誕生日会を開くことの重要さを主張するようになる。しかも、どんなテーマがいいかという注文さえもつけてくる。保育園で仲良しのお友達のパーティーをいくつか体験しているので、ごまかしは効かない。


こうして、今年は娘の誕生日パーティーの計画に真剣に取り組むことになった。


続く