けりかの草子

ヨーロッパ在住歴24年、現在英国在住のバツイチ中年女がしたためる、語学、社会問題、子育て、自己発見、飲み食いレポートなど、よろずテーマの書きなぐり。

古人の戒め〜その④

セルフヘアカラーで「Midlife Crisis」修正後の頭。なかなかの出来❔ セルフヘアカラーキットを使ったことのある人ならよくわかると思うが、自分で自分の髪の毛を染めるという作業は、髪が長ければ長いほどcollateral damage(コラテラルダメージ = 副次的な…

古人の戒め〜その③

昭和の田舎のヤンキーか、たちの悪い野良のブチ猫のようになってしまった私の頭髪を見た夫は、どう対応すべきか決めかねていたのか、しばらく無言だった。ツッコミを入れられる前に先手を取って事態を説明する方が賢いととっさに判断した私は一言、「Midlife…

古人の戒め〜その②

そしてその日の夜、招かざるコメントを避けるため、夫と娘がテレビに夢中になっている間にこっそりと2階のバスルームでバレイヤージュ染毛料の塗布にとりかかった。染毛料と書いてしまったが、バレイヤージュでは髪をほうきで掃いたようなスジにブリーチする…

古人の戒め~その①

ことわざというのは、古人の長い経験の積み重ねから生まれた知恵と教訓であり、単なる語呂合わせの良い言葉遊びではない。小中学校で暗記させられて今でもいくつか覚えているが、やはり四半世紀も海外で暮らしていると、昔のようにすっと出てこないことわざ…

夫婦間の主従関係

私は他人に自分の夫の話をするとき、主義として「主人」という表現は絶対に使わないようにしている。くだらないこだわりかもしれないが、私にとってこの「主人」という言葉は夫婦間の主従関係を象徴するものであり、男性上位を認める表現であるため、どうし…

嘘の色合い

大胆なSMエロシーンを大スターの2世女優が体を張って演じたことで話題を呼んだ映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(日本公開2015年2月15日)。英国人作家E・L・ジェイムズによる同名の原作小説は、日本では早川書房から翻訳版が出ているらしい。小…

失われた櫃

オランダのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)に、17世紀の日本製漆器の大きな櫃が展示されている。その側面には、「源氏物語」のいくつかの場面が蒔絵で見事に描かれている。これは、1640年頃にオランダ東インド会社の日本支部長(役職名は私訳)が徳…

冬の必需アイテム

英国の冬は寒い。もちろん、ロシアやアラスカ、カナダなどの冬と比較すると、「戯け事を申すな!」のレベルであろうが、ここ数日の最高気温は1~2℃程度。2日前には雪が積もり、今朝は辺り一面が凍てついた『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(日本公…

娘(4歳5カ月児)との対話②

我が娘は4歳という幼年にしてすでに、かなりのイケメン好きの傾向を見せている。しかも、どうやら金髪碧眼好みのようだ。自分は黒っぽい茶髪に黒い目だから、自分にはないものに惹かれるということなのだろうか。赤ん坊の頃から仲良しの「ボーイフレンド」W…

娘(4歳5カ月児)との対話①

一般的にどの国でも、子供は女の子の方が言語能力の発達が早く、したがっておしゃべりも早いと言われている。確かに、我が娘を見ていると「なるほど」と思う。多言語環境の家庭で育つ子供は言葉をはっきりと話し始めるのが遅いケースが多いと聞いていたが、…

脳力覚醒

フランスの革新的な映画監督リュック・ベッソンが手掛けた『LUCY/ルーシー』(日本公開は2014年8月)という映画をご存じだろうか。スカーレット・ヨハンソンやモーガン・フリーマンをはじめとする実力派の豪華キャストを奉じたアクション大作だが、何よりも…

小学生の保護者としての生活

娘の中間休暇中に活躍したお菓子作りの本 久々の投稿だ。前回の投稿は3週間半ぐらい前で、しかも以前に他のメディアに投稿していた記事のリサイクル版だったから、本当の意味での投稿ではない。ネタ詰まりの言い訳に過ぎないのだろうが、仕事や娘のHalf Term…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑮完結編 ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真は子供の遊び場付きパブの遊び場 パーティールームの壁にかかっている時計を見ると、時間切れまであと10分程度。16時には全員がパーティールームから立ち去っている状態にして下さいと言われていたが、アイスクリームを食べ終えた子供たちは再びダンスフ…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑭ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

パーティールームのダンスフロアエリア 95%セルフサービスのパーティーフードをひと通り給仕し終え、お皿に食べ物が見えなくなった、あるいはお皿の上の食べ物が原形をとどめない状態になったころ、子供たちはテーブルがセッティングされたスポットの後ろに…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑬ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

この写真の中央にいる男の子2人は嬉しそうに羽根飾りをつけている 子供たちへの食べ物とドリンクの給仕をひと通り終えたとき、土壇場の思い付きで用意したティアラと「ネイティブアメリカン」の羽根飾りのことを思い出した。『アナ雪』テーマのパーティール…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑫ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真はパーティールームでのワンシーン 子供たちがガーデンエリアに進出した頃には、時計はすでに15時を過ぎていた。ここのパーティープランでは、75分間の「お遊び時間」に続き、45分間のパーティールームでのパーティーということになっていたので、あと少…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑪ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真はガーデンエリアの遊具 娘は時に異様に大人びたことを大人びた態度で言う(英語のみだが)ので驚かされる。この日も、お誕生日パーティーに来てくれたお友達に、「Thank you so much for coming to my party! Please make yourself at home and have fu…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑩ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真は子供に対応する海賊夫。左胸には名札スティッカー 先述のように、私たちは参加する子供たちの顔と名前は知っているが、彼らの保護者はあまり面識がない。そこでこの日の2週間以上前から、子供たちを連れ来る保護者に名前を書き込む名札スティッカーを…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑨ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真は外注したバースデーケーキ たかが4歳児のお誕生日パーティーで競争心を燃やすつもりはないのだが、やはり親というものは見栄と意地に翻弄されてしまう定めにあるのだろうか。あの2週間前のお友達のパーティーは、会場もサービスも手作りケーキもみなグ…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑧ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

写真が例のティアラ 夫も私も、例え土壇場で思いついたことでも実行に移さないと気が済まないタチである。この日も、パーティーの数時間前にあることを思いつき、そのアイデアを実現させるために奔走した。 アイデアというのは次のようなものだ。以前から夫…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑦ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

*写真は例の着古しソフィアドレス。この写真ではわかりにくいが、あちこち引き裂かれていて、染みや絵具もそこら中についている。2年前の誕生日プレゼントだった一品で、丈もずいぶんと短くなった 翌日になっても会場からケーキの連絡はなかった。この日は…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑥ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

*写真は近所のスーパーにも置いている既製品のケーキ この娘のお友達のパーティーは実にレベルが高かった。かなりお高めのパーティー料金なのだろうと思っていたが、受付で入手したパーティープランのパンフレットを見ると、私たちの会場より1ポンド程度高い…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編⑤ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

*写真はこのグレードの高いお誕生日パーティーでの1シーン エルサに誘導されて、私たち3人は娘のお友達のパーティーグループのために確保されている長テーブルへ向かった。娘はお友達を見つけると、大急ぎで靴を脱ぎ(ジャングルジムフレーム内は土足禁止)…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編④ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

*写真は私が利用したパーティーグッズ専門ネットショップから拝借。だが写真のものを注文した訳ではない。 子供の誕生日パーティーを計画するにあたって重要なのは、会場選びと招待する子供たちの人選、そして来てくれた子供たちに渡す「パーティーバッグ」…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編③ ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

招待状 会場はおさえたので一安心。次は、どの子を招待するかの人選が重要なステップとなる。娘が特に仲良しにしている女の子3人は、躊躇することなくゲストリストに載せる。この子たち以外にどの子を招待すればいいのか。定員は15人(娘を含めて)と自分た…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編② ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

会場となった「屋内遊び場」 会場はかなり前から有力候補があった。自宅は最初から対象外。一度に5人以上の4歳児に自宅で対応する余裕は精神的にも物理的にもない。 娘は今年の9月から小学校に入学する(こちらでは正式な義務教育が始まるのは5歳からだが、4…

娘の4歳の誕生日〜パーティー編① ー 注:これは今年6月に他のメディアに投稿した記事のリサイクル版

本日(2017年10月13日)執筆部分 3日前、娘の小学校のカバンの中身をチェック(宿題や学校からの連絡レター等が入っているので)していると、クラスメートの女の子のお誕生日会招待状が入っていた。小学校に入学してから初めてのお誕生日会インビテーション…

娘の小学校入学③

イングランド人の祖先の主流はゲルマン民族の一派であったアングロサクソン人だというから、娘の小学校付近に群がる学童と保護者の光景から「ゲルマン民族の大移動」を連想するというのはある程度理にかなっているかもしれない。だが、移民社会となった現代…

娘の小学校入学②

「さあ、今日から待ちに待った学校だよ!ほら、制服だよ!早く起きよう!」 布団の中にうずくまってなかなか出てこない娘のモチベーションを上げるため、制服をかざしながら囃したてる。だが布団からは「んーーーーーっ」という唸り声が聞こえてくるだけで、…

娘の小学校入学①

9月の第2火曜日、娘がついに小学校に入学した。小学校といっても、イングランドの教育制度では正式な義務養育は5歳からで、4歳の娘が入学したのは小学校のReception Yearと呼ばれる準備学年のようなものである。イングランドの公立小学校(Primary School)…