けりかの草子

ヨーロッパ在住歴24年、現在英国在住のバツイチ中年女がしたためる、語学、社会問題、子育て、自己発見、飲み食いレポートなど、よろずテーマの書きなぐり。

日本語進化論①

注:これは朝日新聞DIGITALの『ことばマガジン』から拝借した松田源治のインタビュー記事の見出し部 最近の日本の家庭では、父親と母親のことを「パパ」と「ママ」と呼ぶパターンが定着化しているのではないだろうか。雑誌(特に女性誌)などを読んでいても…

魔法の絵本⑤

注:これは、この記事を投稿した2日後に実家から届いた日本語版の写真 超話題のベストセラー『The Rabbit Who Wants to Fall Asleep』は、24時間で魔力を失ってしまった。それどころか、娘はこの本に対して憎悪さえ抱くようになってしまったようで、本にパン…

魔法の絵本④

アマゾン・ジャパンでのオーダーは、モバイルアプリを日本市場用に設定していないため、右手の人差し指1本でというわけにはいかない。もちろん、アプリの設定をアマゾンUKからアマゾン・ジャパンに切り替えればそれも可能であろうが、今の私にはアマゾンUK…

魔法の絵本③

そして、ついに日曜日の夜。我が娘に対する『The Rabbit Who Wants to Fall Asleep』の効果を試す時が来た。歯磨きをしてベッドに入った娘は、いつものように「ダディの本」から読んでくれとねだる。そこで夫は『The Rabbit Who Wants to Fall Asleep』を手…

魔法の絵本②

我が娘は4歳児にしては就寝時間が遅い。もっと小さい頃からそうだった。それは親である私たちの責任なのだろうが、夜の9時前に寝入ることは非常に珍しい。8時30分ぐらいにベットに入っても、本を数冊読んで聞かせないと寝つかない。何度もベッドに入れる時間…

魔法の絵本①

アマゾン・プライムは恐ろしい。右手の人差し指1本でいとも容易くショッピングができ、週末でも翌日配達。しかも、モノによっては当日配達も可能。あまりにも簡単すぎて、便利すぎて、とてつもなく恐ろしい。私のような衝動買いの常習犯には、危険すぎるサー…

娘の4歳の誕生日~ケーキ編④(これは、今年の5月に他のメディアに限定公開していた投稿に手を加えた記事)

とにかく出来た。これで娘とのお約束も、保育園に対する公約も果たせる。ストレスバンバンの朝であったが、重大な任務の一部を達成した満足感に浸りつつ、ケーキを冷蔵庫の中に入れた。これから30分間ほどエクササイズをし、シャワーを浴びてメイクをしたら…

娘の4歳の誕生日~ケーキ編③(これは、今年の5月に他のメディアに限定公開していた投稿に手を加えた記事)

幸いなことに、ノーメイクでむさ苦しい姿をご近所さんや知り合いに見られることなくミッションを遂行し、帰宅することができた。オシャレなトレーニングウェア姿(雑誌『ヴェリイ』用語では「アスレジャー」と言うらしいが)であれば、スポーツジムに通って…

娘の4歳の誕生日~ケーキ編②(これは、今年の5月に他のメディアに限定公開していた投稿に手を加えた記事)

お菓子作りに慣れている人ならきっと、こういう時に何をすべきか心得ているに違いない。乙女時代の私は結構頻繁にケーキやクッキーを焼いており、腕もなかなかだったと記憶している。自分に都合のいいように記憶を「書き換え」ているだけなのかもしれないが…

娘の4歳の誕生日~ケーキ編①(これは、今年の5月に他のメディアに限定公開していた投稿に手を加えた記事)

「慣れないことはするもんじゃない」とよく言うが、確かにその通りかもしれない。 娘の4歳の誕生日のためにバースデーケーキを作ろうと、まず数週間前から心の準備をしていた。さらに、やると決めたことを本当にやり遂げるため、先週の金曜日に娘の保育園の…

服従の心理〜②(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していたものに手を加えた記事)

この、「ストリップサーチいたずら電話詐欺事件」は、2004年に犯人が逮捕されるまでの10年もの間、アメリカの30の州で70件を超える犯行が記録されていたというから、これまた衝撃的だ。この詐欺事件の「被害者」たちは、ストリップサーチに始まる虐待を受け…

服従の心理〜①(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していたものに手を加えた記事)

先日、久しぶりにテレビで大人の映画を観た。「大人の映画」と言っても、決してエロものではない。娘を中心に展開する日々の暮らしでは、テレビ鑑賞は幼児向け番組がほぼ99%。ニュース番組を少しでも観ることができれば上出来だ。では夜はどうかというと、…

現代女性のプレッシャー③

今の時代の女性が感じるプレッシャーは外見だけの問題に止まらない。働き方、生き方そのものにもかなりのプレッシャーがあると思う。 今から8年前の2009年1月。当時フランスのサルコジ大統領政権の法相であったラシダ・ダティは、帝王切開で女児を出産した5…

現代女性のプレッシャー②

出産後間もないというのに人間とは思えないパーフェクトボディを披露したセレブと言われて即座に頭に思い浮かぶのは、超売れっ子ブラジル人スーパーモデルのジゼル・ブンドチェン。確か、2012年の12月に第2子を出産してからほんの2ヵ月ぐらいしか経っていな…

現代女性のプレッシャー①

日本でも大々的に報道されていたと思うが、今から2年前の2015年5月2日、英国王室のキャサリン妃が第2子シャーロット王女を出産した。私は特に英国王室ファンではないのでニュースを追っていたわけではないが、このロイヤルベビー誕生のニュースは目を瞑り、…

強がりと本音(注:これは2016年1月に他のメディアに掲載した記事に手を加えたもの)

午後の仕事の友。 アルジェリア人シンガーソングライターのスワッド・マッシは、大のお気に入りアーティストのひとり。この人の透き通るような歌声は、アラビア語(注:彼女のはアルジェリアの方言。アラビア語と言っても、国によってかなり方言に違いがある…

年賀状からのエール(注:これは2016年1月に他のメディアに掲載した記事に手を加えたもの)

パリの友人から届いた「年賀状」。 フランスの某自動車メーカー広報部時代からの友人・戦友だった彼女とは、その自動車メーカーを退社した後(私は彼女の1年後に退社)も、私が(今の夫と結婚するために)フランスを引きあげて英国に移住した2008年2月まで、…

アクセント

英語では、「訛り」を「accent(アクセント)」と言う。これはフランス語でも同じだが、発音は「アクサン」(ただし、「サ」は「ソ」に近い音)。「訛り」の定義は『デジタル大辞泉』によると、「ある地方特有の発音。標準語・共通語とは異なった発音」とさ…

エレベーターを送り返す(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

フランス語の表現に、「Renvoyer l’ascenseur」(発音:日本人には非常に難しいが、喉の奥で「オ」と「ホ」と「レ」の中間音のような音で「オ」ンヴォワイエ ラソンスール)というものがある。直訳すれば、「エレベーターを送り返す」という意味だ。 エレベ…

英国幼児お遊びグループ体験記〜教会編 ④ ー完結(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

10歳ぐらいのときのことだった。当時の小学校では、担任の先生がほぼすべての科目を教えていた。夫少年の担任は、ミス・マクドナルドという中年の独身女性だった。ある日、地理の授業で恐竜の化石について学び、それらが1億年も昔のものであることに興味をか…

英国幼児お遊びグループ体験記〜教会編 ③(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

「なぬうううう?????ミスター・バイブル??? 」と密かに動揺していると、目があり手足の生えた本の腕人形が舞台に現れた。 「では、先週のお話の続きをしましょう。先週は『ごめんなさい』と謝ることの大切さについてお話ししましたね」不意打ちから…

英国幼児お遊びグループ体験記〜教会編 ②(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

娘のそばを離れることができないでいる私のために、W君のママがミルクティーとビスケットを持ってきてくれた。が、O君がハイハイでいろんな所へ動き回っているし、W君のオムツを替えないといけなくなったりで、彼女とゆっくりと話をすることができないまま、…

英国幼児お遊びグループ体験記〜教会編 ①(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

これは、先日娘に体験させた幼児お遊びグループの1コマの写真。我が家から車で15分ぐらいの場所にある教会(アングリカン、つまり英国国教会)で、毎週火曜日の朝10時から2時間程度、1歳〜5歳児を主な対象として開かれている集まりだ。 娘は週3回の頻度で保…

コーシャー認定(注:これは2016年2月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

これは、東京の友人からもらった「世界に誇る『国酒』日本酒」(友田晶子著)の、獺祭と旭酒造を紹介するページの一部。 最近になって日本酒に覚醒した夫と私にとって、和英バイリンガルのこの本は非常に勉強になる。 先日ニルヴァーナに導いてくれた獺祭の…

旭酒造株式会社「獺祭 磨き その先へ 」試飲記 (注:これは2016年1月に他のメディアで限定公開していた記事に手を加えたもの)

写真は、大変敬愛している方から、昨年(2015年)の夫の還暦祝いに頂いた貴重な一本。蔵元から直々に入手されたそうで、何か特別なイベントか、日本酒に非常に興味を持っているアメリカ在住の友人がロンドンに来た時に一緒に飲みたいと思い、冷所に保管して…

ハムリーズ現象 Part 2(注:これは、2016年1月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

床から天井に届くぐらいまで商品を積み上げる。激安の殿堂ドン・キホーテ独特のあの陳列法は『圧縮陳列』と呼ばれているそうだが、夫も私も日本滞在中は極力ドンキを避けるようにしている。黒と黄色のあの看板がチラッと目に入っただけでもストレスを感じる…

ハムリーズ現象 Part 1 (注:これは、2016年1月に他のメディアに限定公開していた記事に手を加えたもの)

この写真は、東京(確か渋谷)のドン・キホーテで撮ったもの。ドンキに限らず、日本のドラッグストアやヨドバシカメラ、ビックカメラなどの店では、店内に溢れんばかりの商品がぎっしり陳列されている。こういう店に入ると、あまりにも多い商品の品ぞろえと…

パン屋のトイレ

英語(イギリス英語)でトイレのことをよく「Loo(ルー)」と言う。これはお下品なスラングではなく、いわゆる話し言葉(口語)の表現であり、私は個人的に「Toilet(トイレット)」や「Bathroom(バスルーム)」、「Restroom(レストルーム)」、「Powder R…